一口にくすみと言っても、肌色が茶色っぽくくすんだり、黄みがかったり、青暗くなったりと、肌へのあらわれ方は人それぞれ。それは、くすみにはさまざまな種類や原因があるからです。そのため、改善するには、まずは自分のくすみタイプを知ることが大切です。
肌に透明感がなくくすんでいる
肌が粉をふくこともあるほどカサカサ
小ジワや毛穴が目立つ
季節の変わり目に肌荒れを起こしやすい
乾燥によってキメが乱れ、小ジワや毛穴が目立ち、肌表面の凸凹によってできた影で肌色が暗い印象に見えます。また、バリア機能が低下し、外的刺激の影響を受けやすいのも特徴です。
1.お部屋の乾燥を防ぐ
エアコンを控えめにしたり、加湿器を使用して肌の乾燥を防ぎましょう。
2.化粧水をたっぷりとつけて保水力を高める
スキンケアでは化粧水をたっぷりとつけるのがコツ。角層の水分を保っている「皮脂膜」「天然保湿因子(NMF)」「細胞間脂質(セラミド )」の力を高めてくれるスキンケアを選びましょう。皮脂膜のように肌表面を皮脂のように覆う「スイゼンジノリ多糖体」、天然保湿因子と似た構造を持つ「ブドウ酵母エキス」、細胞間脂質(セラミド )同様にたっぷりの潤いを保持する「コメ・米ヌカ由来セラミド 」などの成分がおすすめです。
肌がグレーっぽい色にくすんでいる
肌がゴワゴワ、ザラザラしている
ファンデーションののりが悪い
睡眠不足だと感じる
肌のターンオーバーが乱れて不要な角質が蓄積し、グレーっぽいくすんだ肌に。また、紫外線や乾燥などの外的刺激を受け続けると、同様に角質が肥厚します。
ターンオーバーを活性化する
年齢とともにターンオーバーは低下するので、レスベラトロールやビタミンC誘導体などのターンオーバーを高める成分が配合されたスキンケアを取り入れて、肌の生まれ変わりを促しましょう。睡眠不足や疲れなどもターンオーバー低下の原因になるので要注意!
肌が黄色っぽく濁っている
ハリや弾力が低下してきた
甘いものをよく食べる
炭水化物が好きだ
糖化とは、老化現象のひとつ。糖質と肌のタンパク質が結びついてつくられるAGEsという物質が黄褐色を帯びることで、肌が黄色っぽくくすんで見えます。ご飯を長時間放置すると黄ばむのも糖化で、これが肌でも起こるのです。
食生活を見直す
糖分の多い食べ物は控えましょう。炭水化物にも糖質が含まれるため食べ過ぎには注意が必要です。食事は野菜から食べたり、おやつを食べるなら血糖値の上昇を抑えるナッツ類がオススメ。糖化を遅らせるには、糖代謝を促す生活習慣が大切です。
肌が黒茶色っぽく透明感がない
スキンケア時に肌を擦るクセがある
UVケアを怠りがち
屋外で過ごすことが多い
ひとつでも当てはまる人は注意が必要です!
紫外線や摩擦から肌を守るためにメラニンがつくられ、それが排出されず、肌内に大量のメラニン色素が沈着して肌が茶黒っぽい状態に。
普段から美白ケア&UVケアを!
メラニンくすみには、シミと同様に美白成分が有効です。メラニンそのものをつくらせない、そしてできてしまったメラニンの黒化と戦うビタミンC誘導体入りの美白スキンケアがおすすめ。また、普段からUVケアの徹底や、肌への摩擦を避けましょう。
肌が青暗くくすんでいる
冷え症で顔や手足が冷たい
むくみやすい
目の下にクマができやすい
疲れ・ストレス・運動不足・冷えなどで血行が悪くなると、肌細胞に栄養が行き渡らずに毛細血管が青く目立つようになり、青暗い顔色に。血行不良状態が続くと、ターンオーバーが低下して、さらにくすみが加速します。
1.生活習慣を見直す
適度な運動で習慣づける、入浴はシャワーでなく浴槽に浸かるなどして血行を促しましょう。ストレスや便秘、冷えは血行不良の原因となります。
2.ターンオーバーを促す
レスベラトロールやビタミンC誘導体などのターンオーバーを促進する成分配合のスキンケアを取り入れて、くすみの悪循環に立ち向かいましょう。
〜〜〜〜まとめ〜〜〜〜
くすみは美肌の大敵です。自分のくすみタイプを見極めて、正しいケアを行いましょう。また、くすみは、紫外線や洗い過ぎなど生活習慣による影響も大なので、スキンケアと並行して、生活習慣を整えることも大切です。